胃カメラで見るのは…

当院に胃カメラを導入して3年が経過しました。できるだけ苦痛が少なくなるよう心がけながら、しっかりと観察することも怠らないように検査を続けています。新型コロナウイルス感染症の広がり次第では検査が積極的に出来なくなる可能性もありますが、現在のところは通常通りさせていただいています。

さて、今日は「胃カメラで何を見るのか?」について書いてみようと思います。

がん検診の場合は癌がないかどうかがもちろん第一義的に大切でありますのでそこはきっちり外せないポイントですが、当院での検査はそれにとどまらない視点で行うようにしています。例えばかかりつけ患者さんではその方の背景までおおよそ理解した上で検査をすることになりますので「その方がどのような状態であるかが検査所見に現れる」ことになります。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などで鼻に症状がある方であれば鼻腔内に病変はないか、粘膜の腫れ具合はどうかなども見ますし、夜間にいびきのある方では鼻から喉につながるところが通過しにくくなっていることもあります。

他にもストレス状態、免疫状態、栄養状態、歯科衛生状態など、いろいろな角度で観察することができます。胃カメラが通るところ全てで意味のある観察を心がけています。普段見ることのないところだけに、せっかく行う検査は「見どころたくさん」とも言えましょう。その検査はリアルタイムでも画面を通じて見られますし、検査後におさらいと詳細解説を電子カルテ・データベースで行います。

胃カメラに検査所見に映し出されるその方の背景にも気持ちを巡らせながら、今日も胃カメラを手に取っています。

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