クローズアップ現代「“昔の感染症”がまさかの復活!どう防ぐ はしか・結核・あの病」

10月13日(木)にNHK総合で放送された「クローズアップ現代」の「“昔の感染症”がまさかの復活!どう防ぐ はしか・結核・あの病」の回を視聴しました(特集サイトにまとめられていますので見逃された方、もう一度チェックしたい方はぜひ)。

2013年に風疹が流行した際には診療する機会がありましたが、今回の麻疹はまだ流行範囲が限られており、当院で診療する機会は今のところありません。しかし、麻疹は非常に感染力が強く、また、初期には風邪と見分けがつきにくいために早期診断が困難なケースがあります。

麻疹はおおむね一過性の経過をたどりますが、脳炎など命に関わる合併症を来すこともまれにあります。現在もなお年間数十名の死亡者があり、その大半は0-4歳児となっています。そして、放送では「ワクチン接種・谷間の世代」として、今の27-43歳の方のワクチン接種が一回であったために麻疹にかかるリスクが上がってしまうことが取り上げられました。麻疹はワクチン接種でほぼ完全に抑えられる疾患です。母子手帳を確認の上、一度しか接種されていない方は追加の接種を強くお勧めします。気になることがあればご相談いただければと思います。

放送では他に、結核と梅毒が取り上げられていました。後者では自覚症状の乏しいままに進行してしまう危険性もあり、病気そのものへの認識が低い現状が見えました。ちなみにここでインタビューされた婦人科・釘島ゆかり先生は、自分の大学時代の後輩です。育児・介護・診療をパワフルにこなされる先生の姿からとても刺激を受けています。

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長くなりついでにもう一つご案内を。当院でのインフルエンザ予防接種は11月からを予定しております。10月に入って広島市でもインフルエンザA型がところどころで発生しているようで(こちらを参照)、今年は早めに接種される方が良いかもしれません。接種開始時にはまたあらためてご案内します。